コハクチョウ

コハクチョウは、ユーラシア大陸北部のツンドラ地帯で繁殖し、冬期には温帯へ渡ります。 日本では、冬に定期的に渡来し越冬しています。全長120cm位で、くちばしの黄色模様は、オオハクチョウのようにくちばしの半分以上が黄色になることはありません。 

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オオハクチョウ

オオハクチョウは、コハクチョウの繁殖地よりも南のシベリアタイガ地帯で繁殖し、冬季には本州以北、特に東北地方や北海道に多く渡来します。全長140cm位で、くちばしの黄色い部分が大きく、くちばし先端側が鋭角になっているのがオオハクチョウです。

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マガモ(通称アオクビ)

カモの代表種。オスは体が上下面とも淡褐色。遠目には白っぽく見えます。頭は緑色、胸は栗褐色、くちばしは黄色です。メスは全身褐色で、黒褐色の模様が沢山あり、目立たない色彩をしています。オスは「グェー グェッ グェッ」と大きな声で鳴きます。マガモの多くはロシア極東やシベリアで過ごし、910月頃から日本に飛来します。
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オナガカモ

オナガカモは、ユーラシア大陸のツンドラ地帯で繁殖し、日本には冬期に飛来します。オスの頭はチョコレート色、白い胸から首の側面に白線が食い込んおり、体は灰色で、細かい黒色模様があります。オスは尾羽の中央羽2枚が長く、この尾から名付けられました。水草の葉・根、底生生物などを食べています。他のカモ類より首が長いので、逆立ちして水底の餌を探す姿が見られます。警戒時には「シィー シィーン」という声を出し「プルッ プルッ」と聞こえる声もよく出します。

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キンクロハジロ

シベリア、などのユーラシア大陸北部で繁殖し、冬季になると南下し越冬のために飛来し、真っ黒な上面と白い腹のコントラストが印象的なカモです。オスの頭部から背、胸までは黒みが強く、腹は打って変わって真っ白で、メスは腹が白くなく褐色をしています。オス、メスともに顔のあたりの黒には光沢のある紫色が混じっており、後頭から伸びる冠羽を持っています。 

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オオバン

オオバンは冬を超える為に渡来する冬鳥です。餌は主に植物性のものを食べますが魚や他の鳥の卵やヒナ、昆虫、軟体動物などを食べることもあります。オオバンは、「キュイッ」や「キュキュー」と聞こえる鳴き声で鳴きます。

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白鷺(シラサギ)

日本で生息する白鷺はダイサギ(90cm)、チュウサギ(68cm)、コサギ(61cm)、(時にはアマサギ(50cm))を総称して「白鷺(シラサギ)」と呼びます。いずれもサイズが異なるだけで姿は、首とくちばし、足が長く、身体が真っ白です。群れで繁殖することを好み、特に何種類ものサギが集まって営巣する「サギ山」を好みます。
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