令和3年12月5日付上毛新聞によると、館林市城沼にある白鳥飛来地近くで、11月27日の夜に花火を打ち上げたため、羽を休めていた約30羽全ての白鳥が花火の光と音に反応して飛び立ち、翌朝にも戻ってこなかった。専門家の話として、県立自然史博物館の姉崎智子さんは、花火の大きな音や光が連続して発生する状況は、夜間に睡眠をとる白鳥にとっては安心して過ごせない環境と指摘。「警戒心の強い白鳥が危険を感じ、生息適地でなくなる可能性は高い」と警鐘を鳴らす、との記事が掲載されていました。当地飛来地周辺においても生息環境には十分ご配慮をお願いしたいものです。
鏑川飛来地での生息環境を乱す主な行為
◎平成29年2月19日白鳥飛来地上空を大型ジェット機2機が超低空で通過したため、驚いた白鳥が飛び立ってしまった。
◎平成30年1月19日白鳥飛来地上空を釣り糸の絡まった白鳥が飛んで行った。
◎平成30年12月17日白鳥飛来地対岸でハンターが発砲したため、驚いた白鳥が飛び立ってしまった。
◎令和2年1月13日白鳥飛来地対岸を2台のバギー車が爆走したため、驚いた白鳥が飛び立ってしまった。