鏑川白鳥を守る会

高崎市南八幡地区を流れる「鏑川」(北緯36度16分20秒、東経139度3分25秒)に、飛来する白鳥たちに綺麗な環境で越冬してもらおうと、2007(平成19)年に会員250人で結成された環境保護団体『鏑川白鳥を守る会』(会長:高橋聡)の飛来数調査及び活動報告ブログです。

カテゴリ: 鏑川飛来地の災厄

令和3125日付上毛新聞によると、館林市城沼にある白鳥飛来地近くで、1127日の夜に花火を打ち上げたため、羽を休めていた約30羽全ての白鳥が花火の光と音に反応して飛び立ち、翌朝にも戻ってこなかった。専門家の話として、県立自然史博物館の姉崎智子さんは、花火の大きな音や光が連続して発生する状況は、夜間に睡眠をとる白鳥にとっては安心して過ごせない環境と指摘。「警戒心の強い白鳥が危険を感じ、生息適地でなくなる可能性は高い」と警鐘を鳴らす、との記事が掲載されていました。当地飛来地周辺においても生息環境には十分ご配慮をお願いしたいものです。

鏑川飛来地での生息環境を乱す主な行為

◎平成29219日白鳥飛来地上空を大型ジェット機2機が超低空で通過したため、驚いた白鳥が飛び立ってしまった。
◎平成30年1月19日白鳥飛来地上空を釣り糸の絡まった白鳥が飛んで行った。

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◎平成301217日白鳥飛来地対岸でハンターが発砲したため、驚いた白鳥が飛び立ってしまった。

◎令和2113日白鳥飛来地対岸を2台のバギー車が爆走したため、驚いた白鳥が飛び立ってしまった。


令和2213日(木)午前1015分頃、新鏑川橋下流の鏑川左岸(藤岡市側)をモトクロス用バイク2台が河川敷内を爆走したため、当時41羽いたハクチョウ全てが飛び立ってしまいました。
 このモトクロスバイク
2台は29()の午前中にも同様の爆走を行いハクチョウたちを脅かせ飛び去らせています。北帰行を前にした今のこの時期のハクチョウは大変に神経質になっています。驚かすともう二度と戻ってきません。毎回ハクチョウの優雅に泳ぐ姿を見るのを楽しみに訪れている多くの皆さんが悲しんでいます。心無いバイクのライダーに厳重抗議します。二度とこのような皆さんを悲しませる行為を行わないでください!

                                 鏑川左岸(藤岡市側)

2.13進入阻止

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爆走したバイクの車輪跡

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1012日午後7時頃に伊豆半島に上陸し、関東を縦断した台風19号ですが、高崎地区で最高レベル5に相当する大雨特別警報が発令されました。このため南八幡地区では鏑川・烏川の氾濫が予想されたので、避難場所である小学校体育館に370人以上が避難をしました。新聞によりますと16日現在、この台風による全国の死者は73人、行方不明者13人で、県内での床上浸水230棟、床下浸水220棟にのぼるそうです。「鏑川白鳥を守る会」会長として、今回の台風により被害にあわれました多くの皆様に対し、心からお見舞いを申し上げます。

さて、1117()24()に予定の鏑川白鳥飛来地の清掃活動は予定通り実施しますが、河川敷地内が猛烈な濁流により流されたため、当初予定していたチエンソー及び仮払い機の他に,スコップ、ツルハシ、カゴ等の補修用の資機材が必要となりましたのでご持参ください。

ただし、今回の台風により新鏑川橋から下流の新幹線陸橋下までの河川敷内に設置されていた資機材運搬用の道路が流水のために破壊されたので、現在車両の通行ができない状態です。河川敷への資機材搬送用に必要不可欠な道路ですが、当面使用できませんのでご不便をおかけいたしますが、遠方にて駐車の上資機材の搬入をお願いいたします。

                    
               台風19号前の河川敷(台風前)

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               河川敷内の道路(台風前)
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河川敷内(台風前)
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現在(台風後)の河川敷内状況
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現在の道路状況(車両通行不能)
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平成31年1月23日(水)午前6時20分頃、高崎市木部町の鏑川白鳥飛来地の対岸(右岸)に「キツネ」が現れたため、69羽いたハクチョウが一斉に飛び立ってしまいました。その後、7時に18羽、11時半に31羽、15時半に35羽、16時に47羽と飛来しました。
                          「写真提供:館野さん」
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                        水面に映るキツネ
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平成30年1月19日午後3時50分頃、高崎市木部町の鏑川白鳥飛来地に、ハクチョウの身体に釣り糸が絡まり枯れた草木の根をつけたまま飛来したハクチョウが目撃されました。なお、このハクチョウは鏑川において、採餌(さいじ)をおこなっている間に釣り糸が外れて元気に飛び立っていきました。魚釣りをする皆さんには、釣り糸・釣り針を河川に放置したままにすると、この様な事態が発生しますので釣りの後の使用物(釣り糸、釣り針等)は必ず家に持ち帰ってから処分をしてください。 お願い致します。

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