鏑川白鳥を守る会(平成25年度版)
北帰行
母鳥を待つコハクチョウ
平成26年鏑川のハクチョウは、1月11日に11羽が飛来して以来、3月2日には、今シーズン最高の52羽(この内、オオハクチョウ2羽)が越冬しました。
そして、3月9日にほとんどのハクチョウが北帰行で、シベリアへと旅立ちましたが、子どものコハクチョウが1羽(愛称:コウちゃん)だけで残ってしまいました。鏑川の岸辺では、親ハクチョウと離れてしまったのか、無事に北帰行できるのかと、大勢の人々が岸辺で心配そうに見守っています。
1羽で越冬、一週間目の「コウちゃん」 3月16日午前6時30分撮影
【ヒナ⇒幼鳥⇒成鳥】
ハクチョウは成鳥になるまでに3年を要します。シベリア極東北部で生まれて日本に飛来越冬してシベリアに帰り、繁殖地で幼鳥群で越夏し日本で2度目の越冬(亜成鳥)をしてシベリアに帰りようやく成鳥となります。(繁殖地と越冬地を2回往復して成鳥になる)
コウちゃん故郷へ帰る!
3月18日、1羽で越冬していたコウちゃんの姿がみあたりませんでした。
無時に北帰行の旅にでたものと思います。
ご声援ありがとうございました。
鏑川白鳥を守る会 会長 箕輪 愃